9 月 30
今、とある事情で、インタラクションの勉強をする機会をいただいています。来年の研究にもぜひつなげようと思っていますので、少しずつ考えたことを、備忘録を兼ねて書いていきたいと思います。
まだ、読みかけですが、上記の論文を読みました。この論文ではオーストラリアの語学学校(と思われます)の学習者を対象に、インタラクションが疑問文産出の発達にどのような影響を及ぼすかを調査しています。実験参加者をインタラクション、レディネス無しインタラクション、観察(observation)、事前修正インプット(premodified input)、統制群の5グループに分け、information gap taskを行いました。事前テスト、事後テストにはspot the difference taskを、treatmentには様々なinformation gapタスクを行いました。目標形式は上記の通り疑問文の形。先行研究から疑問文の発達段階に関する指標を用いて、stage 2~stage6までの疑問文の中から、どの程度高いステージの疑問文を表出できるかを分析しています。事前テストはトリートメントの1日前、事後テストはトリートメントの1日後、事後テスト1の1週間後、事後テスト2の3週間後に行いました。
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9 月 25
先日、友人たちと定期的に行っている英語教育の研究会のためのサイトを立ち上げました。研究目的のサイト活用となると、意見を交換できるような場所、ファイルを共有できる場所、用途別にプロジェクトを管理できる場所などが必要になってきますが、現在ではそのような用途に対応したサイトを無料でレンタルできる場所が増えています。
しかし、一方で、WEBというオープンな場所に情報を置くのは忍びなかったり、内輪で管理したい情報などが出てくると、既存のサービスで対応できないことが多々あります。
そこで今回はopenPNE(オープンピーネ)というSNS(mixiのようなサイト)を運営できるソフトを導入し、一つサイトを立ち上げることになったのです。openPNEは無料で利用できるSNS構築サイトで、このブログの元であるwordpressやxoopsといった、サーバインストール型のソフトの一つです。1度インストールしてしまえばmixiと同じような雰囲気のサイトを自分の思う通りカスタマイズし、運営することができます。
私達が立ち上げたサイトでは話し合った内容を議事録として保存したり、自作の教材を共有したり、授業のアイデアの意見交換をしたりするのに使用しています。一カ所に情報を集めることで、サイトにアクセスしさえすれば様々な情報が得られること、そしてメンバーのみがその情報にアクセスできるということがSNSの利点です。
SNSやブログはこれから授業でも使用していけたらと思っています。ライティングの授業などで、ただ自分の意見を書き、教師からのフィードバックを得るだけでなく、SNSの中でメッセージとして書きながら他の学習者からのコメントをもらう、ダイナミックなライティングを実現するのに適していると思います。また、授業外でも英語学習に取り組めるように、英語学習のアイデアを共有することもできるし、自分の書いた英文を自動的にポートフォリオ化できることも非常に魅力的です。
OpenPNEのサイトはこちらから
http://www.openpne.jp/
9 月 19
茂木健一郎先生の新刊です。書店で見かけて即購入し、ざっと読みました。
茂木先生の本は教育関係の仕事をしている私にとって非常に参考になる情報をたくさん提供してくれます。今回の著書によると、脳の働きには情報を入力する「感覚系」の働きと、得た情報を出力する「運動系」の役割があるそうです。インターネットの普及等により、情報が氾濫する世の中に生きている現代人は感覚系が発達している一方で、運動系の機能が十分に鍛えられていないことを指摘しています。つまり、インプット過多でアウトプットが足りていない状態であると指摘しています。その結果、私達皆が一度は経験下であろう、「分かっているけれどもうまくできない」ということにつながる可能性があるそうです。
自分の経験に置き換えると、確かに論文を書く以上に多くの論文を読んでいると思います。論文の中には難しい内容を分かりやすく書いてあるもの、専門性を徹底的に追及しているものがたくさんあり、「読ませる」また、「興味深い」文章を書く研究者の方々がたくさんいます。自分も「このような文章で論文を書けたらいいのに」ということは多々ありますが、実際に書いてみるとお粗末な文章しか書けないと感じることは日常茶飯事です。
茂木先生によると、情報を入力したらその後出力活動を行い、その過程でさらに入力をしていくこと、つまり入力→出力→入力のサイクルを機能させることで、感覚系と運動系の両方の機能をバランスよく鍛えていくことが重要だそうです。
自分が受け持っている生徒さんの中には、知識はたくさん持っていそうではあるけれどもテストでは点数がとれない、といった方も少なからずいらっしゃいます。そのような生徒さんが点数をとれない原因として、彼らの学習方法がインプット型の学習をメインとして行っており、アウトプットする練習をほとんどしていないこと、またはその逆であるということが一つあるのではないかと思います。どちらがより大事という訳でなく、どちらもバランスよく行うことが大事ということですね。
パソコン操作でも、英語でも、知識を頭に入れるだけでは使えるようになりませんし、実際に触ってみて、または出力してみて初めて身にしみて分かるということはたくさんあります。本書が述べていることは失礼を承知で述べるならば「皆がなんとなくそうだなと感じていること」であるかもしれませんが、実際に改善に向けて動いている人がどれだけいるのかは疑問です。
自分の場合、アウトプットする機会が限られていますので、このブログを主としてアウトプット活動の場に利用しています。本を読んだらブログでレビューしてみる、何か思いついたらブログに書いてみる、そういったことを繰り返すことで、アウトプット能力が鍛えられていくと思います。生徒さんの場合であれば、学習した内容をどのような形であれ実際に使ってみること、これが一つ学習の大きな柱としてあるような気がします。
より授業でアウトプットを要する活動を増やしていこうと再確認できました。
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